フェルディナント・ホドラー展へ行ってきた。ホドラーさんを知ったのは、この展覧会が国立西洋美術館で開かれていた時だった。たまたまチケットをいただく機会があったので行っただけで、正直さほど期待もしていなかったのだけれど、予想以上という感想。
風景画もあれば肖像画、人を配列された絵などがあったが、解説にあったように音楽を感じさせる絵だ。特に好きだったのが、「小さなプラタナス」。これはぽつんと立つプラタナスの絵で、無言の存在感のようなものがある。空の色がとても好みで、純粋に美しい絵だと思った。それから「3.リズムの絵画―踊る身体、動く感情」の作品群。パンフレットなどで見ていたよりずっと、音楽的だ。単に並べただけではない、それぞれの人の動きや配置があって、和音みたいだった。構成から感じるリズムもあれば、体の動きから発せられるメロディーもある。音楽、やっぱりすごく好きだ。

美術館への道すがら咲いていた。
春は梅だ桜だと言われるけれど、綺麗な花ならもっとたくさんあるのだな。
いつもかなり明るく撮るけれど、今回はちょっと、力強く。

コンクリートの無機質さも、結構好きだ。
自然との対比が面白い。
空がよく映える。
PR