建物の数も尋常じゃないのでとても書ききれそうにないです。詳しくはHPで。ここでは特に印象に残ってるものだけ。
1、聖ヨハネ教会堂
まさに教会。アメリカの宣教師ガーディナーが設計。耐震にも気を遣っているらしい。ゴシック風。
1階を見たとき普通の部屋で拍子抜けしたけれど、2階にあがって感動。ステンドグラスが本当に綺麗。丁度光が入ってきてきらきらです。
2、西郷從道邸
ここはガイドさんに案内してもらいました。
フランス人レスカスさんが設計に関与したと言われていて、建築金具や階段などもフランス製。迎賓館として使用されていた建物らしいです。
天井は鉄版を押して整形。2階ベランダの天井もそうで、ベランダはレース模様が綺麗。
3、大明寺聖パウロ教会堂
ぱっと見はどう見てもただの日本の民家。農家風。でも中は後期ゴシック風の教会。ブレル神父の指導の下、大渡伊勢吉が作ったそうな。交差リブボールト天井を模していて「こうもり天井」と呼ばれています。
4、内閣文庫
大熊喜邦設計。石と煉瓦で作られたルネサンス形式。正面には4本の円柱と2本の角柱でペディメント。古代ギリシャ・ローマ神殿建築を思わせます。中は世界の建築物のミニチュアが展示されていて面白かったです。
5、帝国ホテル
なんといっても今日の目玉。フランク・ロイド・ライト設計の帝国ホテル…の中央玄関。本人は否定しているものの、インカ・マヤの建物を意識していると言われている。高さよりも広がりを重要視。言われてみればヨドコウ迎賓館もそうだったなぁ。東洋の宝石といわれていたらしく、取り壊しに何度も反対され、最終的に明治村に移築することでケリがついたらしい。
よくみる写真では前に噴水があるけれど、そこに彫像が2体向き合っている。よくみれば人に見える。ガイドさん曰く「建物を守る騎士のような役割」だそうな。で、中に入るとまずホール。4隅には装飾の凝った柱があり、中に電球がある。それだけだと灯りが足りないから、窓を大きく、天井付近にも明り取りらしきものが。
3階建だけれど、中2階とかがあって、とにかく高さが色々。視点を変えることで視界が広がる。
全体的に装飾に凝っている印象が強い。ステンドグラス然り、大谷石で孔雀の羽を模した装飾然り、櫛目いりの煉瓦にしても、人の手でひとつひとつなされている。建て替え時に作られた煉瓦と比べるとその差は歴然。
まだまだあるけれど、興奮冷めやらぬ中取り合えず感想を書きたいと思ったのでこれくらいにしておきます。
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