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そらとぶさかな3

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懐古にひたる

部屋の掃除をしていると、思いがけないものを見つけることはよくある。
特に、長年触っていない場所を整理すると。

場所をとるので、小学校の時の文集を処分しようと思い、その周辺の整理をしていた。
捨てるのは忍びないが、今は便利な時代なので、自分が書いたものくらいなら簡単にPDFでデータ保存できる。
とりあえず自分がどんなことを書いていたのかと思って読み返してみても、まるで知らない子供が書いた文章だ。
こんなことがあったのか?と疑問に思いさえする。

では中学や高校の時ならば多少記憶もあるだろうと、文集ではないが学園祭の思い出冊子なんぞもとりだして読んでみた。
高校の時の学園祭は特に面白かった。
今でも戻れるのならば高2に戻りたいとはっきり言えるくらいに楽しかった。
けれどその思い出すら、わたしにはほとんど残っていなかった。
本当にどうでもいい、日常のささやかなやりとりなんかは覚えていたりするのに。
とても楽しかったというその記憶だけはあるというのに。

人の記憶はとても脆いものだ。
自分はずっと自分自身であると思っていたが、それは思いこんでいただけもしれない。
自分自身の証明は、こんなにもあやうい記憶ではできない。

けれど、つながっているのかもしれないと思うこともある。
たとえ書いた文章が自分のものかすら判別がつかずとも、断片をつなぎ合わせれば、やはり自分は自分なのだ。
小学校6年生の時に、将来の夢というタイトルを与えられ、「病気や事故などにならないで安全に健康でいたい」と書いた。
そして高校3年生の時に、10年後の自分へというお題には、「健康な身体と健全な精神で生き続けたい」と書いた。
きっと今、同じように聞かれれば同じようなことを答えるのだ。
…変わらないものだ。本当に。
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さかな
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女性
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