読み終えた~
沈黙よりも優しい感じがした
感動した
結局救いがあったのかはわからなかったけれど
そこまでして、と思うのはわたしが無宗教であるからかもしれない
信じるということにそれほどの価値があるのだろうか
彼にとってキリストがそうであるように
彼女にとって彼がそうであるように
半信半疑くらいじゃあ何の意味もないけれど
強く信じるということは救いである
そう、思うけれど
救われることが必ずしも正しいのかは分からない
人間は弱いから、救いが必要なのか
最後まで切支丹であることをやめなかった人や
大切な人のためにと体を汚した人は
信じることで信じられないくらいに強くあった
けれど強くあることに何の意味があるのだろう
だからわたしは信じる者は救われる、よりも
あの人たちの言ったことはただの風だよ、の方が好きだ
話がそれた
これを読んだあとに六月十三日、強い雨。を聞くと
思うところも一入である
PR