ついに新しいカメラを買った。
ずっとほしいほしいと思いながら、お金の問題と愛着の問題で迷っていた。
けれどこれからもっともっと素敵な写真と出会いたいので、思いきった。
いつも大切なものは、壊れるまで使い続けるのが身上で、そういう意味では買い替え時ではなかった。
ボタンが壊れかけていたり、ディスプレイにちょっと問題があったりはしたけれど、まだまだ現役で頑張れる子。
でもレンズの厚さとか、色々な機能とか、やっぱり上には上があるもので、ついに手を伸ばしてしまった。
2年と少しというのは、わたしの中ではまだまだこれからという期間。
でもとても大きなものをくれた大切なカメラだ。
写真なんて撮れたらいいのだと思っていたコンパクトデジカメ時代。
海外に行くからちょっといいカメラがほしいと、軽い気持ちで買ったのが始まり。
最初はオート機能しか使えなくて、ピントの合わせ方だって最近ようやく分かったくらい。
今でもまだ、撮りたいように撮れることは少なくて、勉強の毎日。
それでも色々なインスピレーションをもらった。
素敵な写真が撮りたくて、カメラ片手に色んなところへ行った。
この子がいたから行った場所もあったし、見れた景色があった。
性能という意味では機種に劣るところはあるのだろうけれど、わたしには最高の相棒だった。
2011年8月7日に購入して、2年と少し一緒に過ごしたSONYのNEX-C3。
そして2013年10月13日に購入して、これから一緒に過ごすSONYのNEX-6。

それぞれのカメラでそれぞれの写真を撮ってみた。
なんだかすごく、感慨深い。
わたしにとってはC3あっての6なので、言うなれば続いていくのだ。
だからさようならをするわけじゃないんだけれど、寂しい気持ちもあるな。
けれどそれ以上にたくさん楽しみがあるな。
今までありがとう、おつかれさま。
はじめまして、これからよろしく。