行ってきました。白川公園、名古屋市美術館。黒川紀章さん設計の美術館。ぱっと見た時はふーんと思っただけでしたが、中に入ってうわーってなりました。前行ったのが兵庫県立美術館がびしぃってしていたからか、余計ラインに目が行きました。
で、今回の目当てであった河口龍夫―見えないものと見えるもの―の話です。今回は目録がもらえなかったので正直うろ覚えなんです。メモもほとんどとってないし。
1、関係―腰掛けた水
まず入口すぐ、向き合った一対の椅子の上に見覚えのある黄色い器。兵庫でも見たあれです。
2、
部屋に入ると、なんか砂山みたいなのがあるなぁと目が行く。後で分かったんですけど、ピアノを向日葵の種で埋めようっていう作品でした。わたしも一役かってきました。あ、ピアノは勿論アップライトね。
3、関係―無関係・立ち枯れの向日葵
立枯れの向日葵が蝋付けに。『死』のイメージらしい。なるほど。
4、
向日葵の種が水族館の水槽みたいなとこにがっさり入っていて、杖が埋まってました。この辺兵庫も行ってると面白い。
5、関係―種子・四季の時間
鉛の板にタンポポ、すいか、コスモス、リンゴの種が封印されていました。兵庫にもあったかな。
6、関係―鉛の花時計
違ったもので印象に残ったのは、花時計。といっても、花がわんさか咲いてわぁ綺麗~っていう花時計ではない。これまた鉢植えに(たぶん向日葵の)鉛で封された種が植え(?)られていて、その上を針がぐるぐるしているというもの。
ここまでが一階。一階では「未知のエネルギー」を種子を用いて表しているらしいです。
7、
階段の踊り場にDARK BOX2006を発見。これこそ兵庫行ってないとワケわからんだろう。闇を閉じ込めた箱。うーん…まさに見えないものを感じてるわけだ。
続いて二階。二階では「物理的エネルギー」が主題。つまり伝達。現在をメインに扱っています。
8、関係―電流・種子のとき、化石の時
微弱な電流の通った銅板の上を歩きます。勿論感じられない程度の。ところどころによく分からない機械のような…枝とかも落ちてて、うーんという感じ。
9、
真っ暗な部屋に、光で文字が書かれていました。闇、とか。時間、とか。無、とか。天井から板がぶら下がっていて、そこに文字が彫られている。で、天井から光がピンポイントで落とされているので床に文字が出来るわけです。一部屋使った展示は圧巻。
10、関係―花の遺伝・美女撫子他。
これはもう見るしかない。表現できない。でもあえて書いてみると、絵です。中心に鉛に封したそれぞれの花の種があって、それを囲うように円が広がっていく。それが所々ぶつかり合って…うーん、表現できません。なかなか綺麗なもんです。
11、
最後はこれまた絵。和紙に描かれてるんですけど、「~紀の~」みたいなのがわんさかありました。メタセコイアとか、そういう化石を和紙の上から色鉛筆でこすりました!みたいな絵。
特別展はここまで。でも常設でもやっていたので見てきました。
12、関係―質
鉄と雨水、銅とアルカリ溶液による「錆」。金属板を布で包み錆を起こすことで滲み出てくる模様。絵とはまた違うけれどこれまた見えないものを見ている気分になりました。
あとついでに常設のコレクションも見てきました。エコールド・パリ。面白かった。写真はまたぼちぼちアップします。
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