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そらとぶさかな3

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フェルディナント・ホドラー展


フェルディナント・ホドラー展へ行ってきた。ホドラーさんを知ったのは、この展覧会が国立西洋美術館で開かれていた時だった。たまたまチケットをいただく機会があったので行っただけで、正直さほど期待もしていなかったのだけれど、予想以上という感想。
風景画もあれば肖像画、人を配列された絵などがあったが、解説にあったように音楽を感じさせる絵だ。特に好きだったのが、「小さなプラタナス」。これはぽつんと立つプラタナスの絵で、無言の存在感のようなものがある。空の色がとても好みで、純粋に美しい絵だと思った。それから「3.リズムの絵画―踊る身体、動く感情」の作品群。パンフレットなどで見ていたよりずっと、音楽的だ。単に並べただけではない、それぞれの人の動きや配置があって、和音みたいだった。構成から感じるリズムもあれば、体の動きから発せられるメロディーもある。音楽、やっぱりすごく好きだ。



美術館への道すがら咲いていた。
春は梅だ桜だと言われるけれど、綺麗な花ならもっとたくさんあるのだな。
いつもかなり明るく撮るけれど、今回はちょっと、力強く。


コンクリートの無機質さも、結構好きだ。
自然との対比が面白い。
空がよく映える。
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東京に行ってきたので。

東京に行ってきた。

なんのために行ったって、これのために行ったのだ。
ラファエル前派展。「それは懐古か、反逆か?」
キャッチコピーもかっこいい。
ラファエル前派のことはほとんと知らなくて、それでもミレイのオフィーリアは好きだったから、絶対に見たいと思った。だから事前に図書館で本を借りて勉強して、のぞんだ。
すごく、すごく楽しくて、嬉しくて、幸せだった。
テート美術館だからワッツがいるか?と思ったけれど、そちらは残念ながら不在だった。


ついでに近くにあったので国立新美術館へ。美大の卒業制作展を見る。
これ、本当に無料でいいのかなって思う。良い悪いはよく分からなくても好きなものや、どこか惹かれるものがたくさんある。いんすぴれーしょん!!!
 
 国立新美術館はいつ来ても建物に圧倒されるなぁ。


そしてこれまたついでに、いやでも前から行きたかった青山霊園へ。
わが心の恩師(?)秋月先生のお墓参り。あれだけお世話になっておきながら、来るのが遅くてごめんなさい。思わず墓石に触ってしまった。


素敵な芸術に触れて心がほわほわした後、いよいよこちらも目的その2、写真撮影へ。
今回の目的はレインボーブリッジの夜景。
夜景の前に夕焼けも撮影したかった。けれど予定していなかったので時間がなく、とりあえず降りた駅からぱしゃり。東京の、それなりにビルが並ぶあたりで、それなりに高い建物に行けば、いい写真が撮れるのではないかと思う。なので次回は都会の夕日を撮影しようと決める。
 
 
そしてレインボーブリッジ。かなり歩いてようやくたどり着いたので、ちょっと疲れ気味。
色々な色で撮ってみる。けれどやはり夜景は難しい。手ぶれしたり、明るさがうまく出なかったり。とりあえず撮ったって感じで、満足は…あまりいっていない。
ついでに別の橋も撮りたくてうろうろしたのだけれど、そちらは撮影スポットが見つけられず、歩き損になってしまった。半泣きになりながらひたすら歩いたのになぁ。


翌日は、東京に行くと必ずと言っていいほど訪れる、国立西洋美術館へ。
モネの特別展をやっていたのだけれど、時間の関係もあって今回は常設展のみを観覧。
まぁポーラ美術館も行ったことあるし、ここのモネも何回か見ているし、まぁいいかな、と。印象派は好きなんだけど、見たいものは常設展の方にあるから。
何度見てもまた会いに来たいと思う、本当に大好きな絵。
朝いちばんで特別展をすっ飛ばしての常設展ということで、人もさほど多くなく、ゆっくりじっくりまったりと見ることができた。次会いに来られるのはいつかなぁ。



そして東京駅。建築に興味を持ってから、覆われていない駅舎を見るのは初めてで、感慨深いものがある。辰野さん!やっぱり西洋建築はよい。
   
一人じゃ絶対に食べない昼食とデザート。おいしい!あと、なんだかよく分からないけれど、ちょっとオシャレな気分。街中をぶらりとして、東京旅は終了。

今回は不思議と、あんまり旅行!!って感じがなかったなぁ。
久しぶりの新幹線も特に不安を催すことなく、夜も快眠でよかった。夜景スポット探しの時はさすがにやばいと思ったけれど、ドリカムに助けられて乗り切った。やっぱり音楽の力は偉大だー。新幹線の中でもお気に入りの音楽を聞いて、幸せ。本も読めたし良かった。

さぁ次は、どこへ行こう!

エルグレコ展




先日、仕事帰りにエルグレコ展に行ってきた。
本当は古事記に行くはずだったのだけれども。

エルグレコとの出会いはいつだったか、
もう随分前になるけれど、
本物を見たのは大原美術館くらい。

美術展ではよく、銘打っていてもその画家の絵が数点のみということがよくあるけれど、この展覧会ではとにかくエルグレコの作品ばかりでとても嬉しかった。

宗教絵画は題材が面白くて好きだ。
特にエルグレコは個人的に敬虔さがとても感じられる。
一番好きだったのはマグダラのマリア。
もとの題材も好きだし、すごく綺麗。


エルグレコ展の後は空中空を見た。
こちらもHPて見て興味があったので。
作品数は控えめだけれど、雰囲気はある。静謐?
現代アートならではの素材のこだわり、展示のこだわりが面白い。


最近心が風邪でなかなか外に出られなかったので、
久しぶりの外出だった。
人の多さはまぁ思っていたよりはマシだったかも?
楽しめてよかった。

藤城清治 影絵展 -光と影のファンタジー-

前にも京都で藤城清治さんの展覧会を見たことがあるけれど、
相変わらず素敵だった。何度見ても良い。人魚好き。
またポストカードを買ってしまった。珍しくしおりも買ってしまった。
奈良県立美術館にしてはいつになく気合いの入った展示だったと思う。
奈良の新作があって、とても良かった。
光とか水とか木とか、とにかく表現がすごくて、
その世界に入り込んでいく感じ。特に葉っぱが好き。
グランドピアノほど形が美しいものはない。
というコメントがあって、おぉ、と思った。確かに美しい。
と言いながら、前に絵に描いた時に蓋の向き間違えたけど。

そうしてまたカメラを持って行き損ねて、本当に悲しい。
最近ようやくMの使い方が分かってきたというのに。
また練習に行こう。

蕭白ショック!!



曾我さんに会いにのどかな道を走って三重県立美術館に行ってきた。
先日旅先でなんとなくテレビを見ていた時に、名古屋のボストン美術館展の番組で曾我蕭白の作品を初めて意識して見て、衝撃を受けた。調べたら三重県でやってるじゃないか!と思い立ったので。

襖絵すごい。鳥とか、動物はすっごく細かく書かれている一方で、木とか水の流れとかはざざっと荒くも勢いがあって、その対照が面白い。人の顔なんか、失礼ながら、どう見てもかわいくないのに、なんだか癖になる。動物の目も愛嬌があって、きもかわいいってこういうことかと思う。きもいわけではないけれど。衝撃的?
曾我蕭白以外でいくと、五十嵐浚明とか相変わらずの伊藤若冲が好きだった。
それにしても墨であんなにも色々な表現ができるってすごい。白黒だからこその表現というのか、墨だけど青々、とか、墨だけどすがすがしい風とか、勢いある水とかを感じた。
この前予習のために、図書館で閉館時間まで読んでいた蕭白の本で、横尾忠則さんが言っていたことが少しだけ分かった気がした。アクションペインティングのよう、だったかな?現代であっても前衛的だと思う。図録で見たあの絵やらこの絵やらもあって、やっぱり実物の迫力すごいと思った。

すごく良かったと思う。んだけど、最後の展示室で急に洋画を展示するのはどうかと思う。展示物自体は聖カタリナとかすごく素敵なものだとは思うんだけど、蕭白から若冲と来たからには余韻も大事だと思う。

ご飯食べて美術館行って、お茶して鹿を買って柔軟剤について語っただけなんだけど、なんだかすごく充実していたような気がする。楽しかった。

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2007.11.14:そらとぶさかな3

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