東京に行ってきた。
なんのために行ったって、これのために行ったのだ。
ラファエル前派展。「それは懐古か、反逆か?」
キャッチコピーもかっこいい。
ラファエル前派のことはほとんと知らなくて、それでもミレイのオフィーリアは好きだったから、絶対に見たいと思った。だから事前に図書館で本を借りて勉強して、のぞんだ。
すごく、すごく楽しくて、嬉しくて、幸せだった。
テート美術館だからワッツがいるか?と思ったけれど、そちらは残念ながら不在だった。

ついでに近くにあったので国立新美術館へ。美大の卒業制作展を見る。
これ、本当に無料でいいのかなって思う。良い悪いはよく分からなくても好きなものや、どこか惹かれるものがたくさんある。いんすぴれーしょん!!!

国立新美術館はいつ来ても建物に圧倒されるなぁ。
そしてこれまたついでに、いやでも前から行きたかった青山霊園へ。
わが心の恩師(?)秋月先生のお墓参り。あれだけお世話になっておきながら、来るのが遅くてごめんなさい。思わず墓石に触ってしまった。
素敵な芸術に触れて心がほわほわした後、いよいよこちらも目的その2、写真撮影へ。
今回の目的はレインボーブリッジの夜景。
夜景の前に夕焼けも撮影したかった。けれど予定していなかったので時間がなく、とりあえず降りた駅からぱしゃり。東京の、それなりにビルが並ぶあたりで、それなりに高い建物に行けば、いい写真が撮れるのではないかと思う。なので次回は都会の夕日を撮影しようと決める。


そしてレインボーブリッジ。かなり歩いてようやくたどり着いたので、ちょっと疲れ気味。
色々な色で撮ってみる。けれどやはり夜景は難しい。手ぶれしたり、明るさがうまく出なかったり。とりあえず撮ったって感じで、満足は…あまりいっていない。
ついでに別の橋も撮りたくてうろうろしたのだけれど、そちらは撮影スポットが見つけられず、歩き損になってしまった。半泣きになりながらひたすら歩いたのになぁ。
翌日は、東京に行くと必ずと言っていいほど訪れる、国立西洋美術館へ。
モネの特別展をやっていたのだけれど、時間の関係もあって今回は常設展のみを観覧。
まぁポーラ美術館も行ったことあるし、ここのモネも何回か見ているし、まぁいいかな、と。印象派は好きなんだけど、見たいものは常設展の方にあるから。
何度見てもまた会いに来たいと思う、本当に大好きな絵。
朝いちばんで特別展をすっ飛ばしての常設展ということで、人もさほど多くなく、ゆっくりじっくりまったりと見ることができた。次会いに来られるのはいつかなぁ。

そして東京駅。建築に興味を持ってから、覆われていない駅舎を見るのは初めてで、感慨深いものがある。辰野さん!やっぱり西洋建築はよい。
一人じゃ絶対に食べない昼食とデザート。おいしい!あと、なんだかよく分からないけれど、ちょっとオシャレな気分。街中をぶらりとして、東京旅は終了。
今回は不思議と、あんまり旅行!!って感じがなかったなぁ。
久しぶりの新幹線も特に不安を催すことなく、夜も快眠でよかった。夜景スポット探しの時はさすがにやばいと思ったけれど、ドリカムに助けられて乗り切った。やっぱり音楽の力は偉大だー。新幹線の中でもお気に入りの音楽を聞いて、幸せ。本も読めたし良かった。
さぁ次は、どこへ行こう!