たまたまなのだけれど、舞台である京都にいたので、なんとなくうきうきした。貴船神社までは行かなかったけれど、同じ叡山電鉄には乗ってました。本当京都っていい所だなぁ。
で、本筋の六歌仙と七福神の関係について。
日本文学史を専攻しているわけでもなければ、そもそも文学部でもないので色々と分からないところが多い。
けど興味はあるので、ちょっとだけここにまとめてみる。
いつかHPに移すとして。暫定的に。
六歌仙
紀貫之が『古今和歌集仮名序』で「近き世にその名きこえたる人」として挙げた6人の歌人。
・大伴黒主
・小野小町…雨乞いの歌を詠み、見事雨を降らせた。
・文屋康秀
・在原業平
・僧正遍昭…桓武天皇の孫
・喜撰法師…わが庵は都のたつみしかぞすむ世をうぢ山と人はいふなり
この6人は皆、藤原氏に恨みを持つ者である。
七福神
・大黒天…梵語ではマハー(大いなる)カーラ(黒い)
・弁財天…水の神様。嫉妬による縁切りの俗信。
・毘沙門天…四天王の一人。異母弟のラーヴァナに王座を追われる。
・福禄寿
・寿老人…福禄寿と同一神と考えられている
・恵比須…葦の舟に載せて流される。
・布袋…弥勒の化身?
布袋以外はもとは怨霊であったとされる。
六歌仙に更に惟喬親王を加えた七人を七福神と対応させる。
つまり「六歌仙=七福神」という構図が出来る。
…という話だったと思う。六歌仙になぜ惟喬親王を加えるかや、七福神を祀る寺社についても詳しく話されていたが割愛。うまくまとめられないので。でも紀氏と布袋の話は本当に面白かった。
今まで七福神は福の象徴であったが、この話を読んで少し考え方を改めた。最もどこまでが真実でどこからが虚構かは分からないけれど。六歌仙についてもサロンで優雅に和歌を読んでいるイメージしかなかったが、いつの世も権力社会は怖いのだと思い直した。
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