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そらとぶさかな3

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QED 六歌仙の暗号

たまたまなのだけれど、舞台である京都にいたので、なんとなくうきうきした。貴船神社までは行かなかったけれど、同じ叡山電鉄には乗ってました。本当京都っていい所だなぁ。

で、本筋の六歌仙と七福神の関係について。
日本文学史を専攻しているわけでもなければ、そもそも文学部でもないので色々と分からないところが多い。
けど興味はあるので、ちょっとだけここにまとめてみる。
いつかHPに移すとして。暫定的に。

六歌仙
紀貫之が『古今和歌集仮名序』で「近き世にその名きこえたる人」として挙げた6人の歌人。
・大伴黒主
・小野小町…雨乞いの歌を詠み、見事雨を降らせた。
・文屋康秀
・在原業平
・僧正遍昭…桓武天皇の孫
・喜撰法師…わが庵は都のたつみしかぞすむ世をうぢ山と人はいふなり
この6人は皆、藤原氏に恨みを持つ者である。

七福神
・大黒天…梵語ではマハー(大いなる)カーラ(黒い)
・弁財天…水の神様。嫉妬による縁切りの俗信。
・毘沙門天…四天王の一人。異母弟のラーヴァナに王座を追われる。
・福禄寿
・寿老人…福禄寿と同一神と考えられている
・恵比須…葦の舟に載せて流される。
・布袋…弥勒の化身?
布袋以外はもとは怨霊であったとされる。

六歌仙に更に惟喬親王を加えた七人を七福神と対応させる。
つまり「六歌仙=七福神」という構図が出来る。

…という話だったと思う。六歌仙になぜ惟喬親王を加えるかや、七福神を祀る寺社についても詳しく話されていたが割愛。うまくまとめられないので。でも紀氏と布袋の話は本当に面白かった。
今まで七福神は福の象徴であったが、この話を読んで少し考え方を改めた。最もどこまでが真実でどこからが虚構かは分からないけれど。六歌仙についてもサロンで優雅に和歌を読んでいるイメージしかなかったが、いつの世も権力社会は怖いのだと思い直した。
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青空の卵

ここ最近、1日1冊本を読んでいる。
ような気がする。
ヒマなんだろうか。
ヒマなんだろうな。
でも待ち時間とかに読書って結構いいと思うんだ。
もっとも人と待ち合わせしてる時に、すごい盛り上がってる所を読むのは考えものだけど。
続きが読みたくて仕方ないのを帰るまで我慢しなくちゃいけないから。
とりあえずもっぱら待ち合わせは本屋。
で、小説じゃなくて雑誌を見ると人が来てもやめられるのでよい。
雑誌だとそんなに興味ないからパラパラみてるだけ。
しかも結構面白い。

そんなわけで、昔は5分ほどの遅刻も嫌いだったけれど、今はどんだけ遅れてきても別に構わないと思う。あ、つまりそれはわたしが怒らないし不快でもないってだけで、常に遅れるっていうのは人としてどうかと思う。
どうせ遅れるなら30分とかじゃなくって1時間くらいどーんと遅れてくれたら喫茶店?でも入って座れるからいいよね。
まぁそんなに待たされた覚えはないし待ってもらうこともいっぱいあるけれど。

それどーなのって思うことがあった。
昔だったらきっと腹たてたんだろうなぁ。
まぁいいか、って素敵な言葉だ。
でも今は、どうでもいいとかっていう投げやりじゃなくて、本当にあぁそうなのって流せる。
大人になることと冷たい人間になることは違うけれど、その境目を自覚するのは難しい。わたしの場合大人になりたいと思って行動すると冷たくなる。ということは●年後にはつるっつるのひえびえになってるかも。

13階段/高野和明

最近、続きが気になって飯が食えねぇ!みたいな本にはなかなか出くわさなかったんですけどね、久々に来ました。
やたらリアルな表現に、読んでるこっちまで手が震えてくる。電車で読んでたんですけど、絶対変な顔してただろうなぁ…。
2001年の江戸川乱歩賞作品だから知ってる人も多いと思うけど、もうすごいとしか言えない。
死刑に関するそれぞれの考え方とか、罪を犯した人間の心情とか、まぁ論争のある話題だから個人的な意見は控えるけれども。
読み始めしばらくは探り探り、
そして中盤で話が盛り上がってきてふと思う。
これは。

…読んだことある。

あれ?と思って読みすすめていく。
まだページはめくっていないのに、なぜだかこの先に待つ結末を知っている。
……そういやずーっと前に江戸川乱歩賞だからって読んだよーな。
たぶん当時はまだ若くて(?)ぴちぴちで(?)こういう重厚な話を存分に楽しめるような心境じゃなかったんでしょうねー。

が、2回目でも楽しめる!
と、自分に言い訳してみる。
基本的に気に入った本しか2回以上読まないのだけれども、奇しくも2回読むことになったこの本。お気に入りにしてもいいよね。古本屋で見つけたら買おう。

今日は4月からの心構えを延々6時間諭されていたんですけども、そんなこと(そんなというと語弊があるが)吹っ飛ぶ勢いの本でした。
・・・明日からは地に足つけて生きます。4月から頑張りますよ。

しゃばけ/畠中恵

時代小説+妖怪モノ+ミステリー
といった雰囲気。

わたしは時代小説ってなぜか苦手なんです。
宮部みゆきさんとかも時代小説っぽいの書いてるけど、読んでない。他のはほとんど読んだんですけど。
でもこの小説はすごく読みやすかったです。
なんでかな?あんまり江戸でっせ!って感じがないからかも?
あとは妖怪モノが結構好きっていうのもあるかなぁ。
ただ出てくる妖怪さんたちは人柄は色々だけれども、妖怪それぞれの特色っていうの?特性?みたいなのがイマイチ出てなくてちょっと残念。

続きがあるらしいのでまた読んでみようと思いました。

さらば、荒野

空港の行き帰りの電車で読みました。眠気もさめる壮絶ハードボイルドでした。

そんなに死んでどうするんだ!というくらいに人がいなくなっていって。昔はこういう話全然読めなかったけど、最近はわりと好き。身近であったらホントに怖いけど。なんというか、本だから楽しめる。
アクションシーンがまじでカッコイイ。こういう時やっぱりこの作家さんの書き方っていいなって思う。短くすぱって言い切るのが。三国志を読んだ時にもそう思ったなぁ。
ただ結局何が残ったのだろうと思うと、変わらぬ日常だけな気がする。
まぁシリーズもんらしいから続きを読んでみないと分からないんだけども。
そんなものなのかな、そんなものなんだろうな。
よほどのことじゃなかったら人生なんて変わんないし、変わった人生だっていつかまた日常になっちゃうんだ。
最後にあるものは変わらない。諸行無常なんでウソだ。諸々は変化という不変と普遍の中に。


というわけで、沖縄から帰ってきた翌日にも関わらず既に日常な自分。
あ、でもまた風邪ひいたかも?鼻がつまって息が苦しい。口の中がからからだ。・・・というとFF7を思い出してしまうんだ。という話を旅先でして、ゲーマーだねと2人で笑ってました。
なんかねー沖縄行って色々なもんを見たはずなんだけれど、印象深いのは旅先の景色よりも会話だったりするんだな…。勿論色々と見れてよかったんだけれど…それより一緒にいけて楽しかったよね、みたいな。
個人に切り替えてみればまぁ幅が広がったりとかでよかったというのはあるけれど。ただやっぱりツアーみたいなのって時間が制限されて寂しいよね。あ、そこでバス停めて!とか思ってもムリだしさ。
とりあえず楽しかった。うん。あれ?なんか読書日記が日常日記になってしまった。

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